借りたイトル〜いつかの下書き

底辺の日常をユーモアに変えられたらいいな。

常連あひーる

「こんなお洒落なカフェの常連である私って、ちょっとトクベツな存在みたい」

ヴィンテージ加工を施した木製の家具と、コンクリートの壁が見事に調和した店内を見回して、心の中で彼女は呟いた。

隅っこにいる大学生?あなたも私みたいになりたいんでしょ。

ここに来るまで、大変だったわ。何から話したら良いかしら。

そうね、あれは新卒で入ったブラック企業で……

 

 

そんなことを思ったりしているのかな。

わざわざ声と動作を大きくして、自分の価値をガァガァとアピールして。


『北風と太陽』って良いお話。( ͡° ͜ʖ ͡°)